久しぶりに「ひぐらしのなく頃に」を観てみた

皆さんは、夏になると観たくなるドラマや映画、アニメ等はあるでしょうか?
夏を舞台にした作品はたくさんあります。
私にとって特に思い出深い作品は、「ひぐらしのなく頃に」シリーズです。

ちょうど私が中学生の頃に「ひぐらしのなく頃に」(第一期)のアニメがTV放送され、怖い&グロいという噂を聞いて興味本位で観始めたのがキッカケでした。
あっという間にハマり、原作である同人ゲームを集めるのは難しかったので、漫画や小説、そしてPS2のゲームを買って友達とひぐらしの話をして盛り上がりました。

(余談ですが、ひぐらしのなく頃にシリーズの「祟殺し編」の漫画を描かれたのは鈴木次郎先生です。なので、刀剣乱舞を始めた時、鈴木先生が左文字と日本号の担当イラストレーターだと知って懐かしい気持ちになりました……!)

近年では新しいシリーズとして「卒」と「業」がアニメ放送し、漫画の連載もあったりと未だに続いている作品なので、もしご興味のある方はぜひ入りやすいアニメから観てください!そこで面白いと思ったら漫画やゲームを買うことをお勧めします。アニメはかなり原作からカットされているシーンが多いので……。あと、決してホラーやグロ一辺倒の作品ではないので、そこは安心してください!友情の大切さはひぐらしから学びました。

「卒」と「業」をリアタイして以降ひぐらしに触れることはなかったのですが、YOUTUBEで期間限定で無料配信しているのを見かけてここ数週間で一期と二期のアニメを観直しました。
久しぶりに見ると、懐かしさと共に昔とは違った感想が出てくるなぁと実感しました。

というのも、一番最初にひぐらしを観た時、私は自分が中学生だったこともあり主要キャラクターたちに感情移入していました。こんな時自分ならどうするかな、とか、自分だったらこんなことはできない、すごいな……!とか、思春期に大きな事件に直面したキャラクターたちの視点で視聴していたと思います。

ですが、今やそんな私も三十を越え、作中に登場するキャラクターの大半より年上になりました。
なので、主要キャラクターたちを支え、時に対立したり、助けてくれる大人キャラたちのかっこよさに心打たれました。

特にねえ、見返すと大石蔵人の渋さにやられましたよ……。
自分がお世話になった人(故人)のお墓で、
「過去に決着をつける為、そして若者の未来ってやつの為にも一肌脱がなきゃならない時が来たようです。⋯それじゃあ行ってきます」
っていうシーンかっこよすぎて泣きました。
大石さんは小太りでちょっとうさんくさい見た目の刑事のおじさんで、時に圭一やレナといった子供を事件解決のために利用したりする側面もあって最初は嫌な人だな~って思ってました。というか、中学生の時は好きじゃなかったです。
でも、迫る定年退職の時までになんとしても事件を解決して、大切な人の仇をとってみせる、っていう熱い信念を持ってる漢なんですよ……だからこそ手段を選ばないこともあるんですが、圭一たちと交流する中で味方になるとすごく頼りになる存在なんです。
茶風林さんの名演もあって、私の中の大石株が急上昇しました。

というか、ひぐらしって全体的に声優さんの演技力が凄まじいんですよ。
私はひぐらしのアニメを観て人生で初めて(声優さんってすげえ……)って感じたような気がします。
「鬼隠し編」の有名な「嘘だ!」とか、今聞いても迫力すごいですからね、中原さんをキャスティングした人グッジョブすぎます。
あとは、ゆきのさつきさんの魅音と詩音の演じ分けも素晴らしいです。「目明し編」詩音が暴走する時の疾走感すら感じさせる演技は必見です。
あと印象深いのが、「卒」で梨花ちゃんがあっつあつのフライパンを顔にぶつけられた時の「あ゛っづい゛ぃいいい!」って声の臨場感がすごすぎるので、ぜひ見てほしいです。笑

たまには昔見た作品を見返してみるのもまた新たな気づきがあって楽しいですね~
色々書きましたが、個人的に「ひぐらしのなく頃に」の魅力は、平和な日常を過ごしていたキャラクターがある出来事をきっかけに徐々に疑心暗鬼になっていき、狂気に走るまでの心理描写や演出の上手さだと思います。
なので、今回はアニメだけ観ましたが、時間ができた時にSwitchのソフトを起動して文章で読み返そうと思います!