小烏丸極の感想(※ネタバレ有り)

この記事は11/22(火)に実装された小烏丸極のネタバレを含みます。
まだ見たくない!という方は恐れ入りますが閲覧を控えて頂きますようよろしくお願いします。
シルエットの時点で羽が生えていてかっこいいなぁと思ってましたが、想像以上に落ち着いたかっこよさがあってときめきました!

ゲーム画像

色合いが暗めになってより重厚な雰囲気になりましたねー
さすが父を自称するだけあります!

ここからはお手紙の内容(一部)についての感想になります。


漂泊せし嘆きの子らが、我が手を、足を、この身を求める。
共には参れぬとその手を振り払う我は、鬼か蛇かに見えるだろうな。
これは他言無用よ。
思うに、我らとあれにどれだけの違いがあるのかと。
我らは祈りから生まれ、嘆きを聞くもの。
あれもまた、誰かの祈りを形にしたものではないかと。


そうだった。ずっとずっと忘れていた。
我がこの身と共に受けた託宣を。
なぜ忘れていたのだろう。とても大切なことだったのに。
あれと我の違いは一つ。悲しみも意味があったと信じることよ。
たくさんの死に溢れる平安の世でそれを思い出した。

以上が小烏丸さんの修行のお手紙の二通目と三通目の一部を抜粋したものになります。
ここからは私の解釈と感想になります。

漂泊せし嘆きの子ら、というのは時間遡行軍のことではないかと思います。
小烏丸さんは、刀剣男士と時間遡行軍にどれだけ違いがあるのか、と疑問を感じていた。
刀剣男士は歴史を守りたいという審神者の祈りから生まれたもの。
だが、時間遡行軍もまた、誰かの祈りから生まれたのではないか。
だとしたら、両者の違いは一体何なのか。

その答えを、小烏丸さんは三通目のお手紙で見つけました。
彼は刀剣男士として受けた託宣を思い出します。
時間遡行軍と刀剣男士の違いは、ただ一つ。悲しみも意味があったと信じること。

これは、かなり重要な情報ですね。それに、納得もできます。
元の主を失った刀剣男士の一部は、その歴史を変えられたら……と回想で言及しています。
ですが、それを実行してしまえば時間遡行軍と同じになってしまいます。

では、どうすれば良いのか。その答えが、「悲しみも意味があった」と信じること。
大切な主の死は、使われていた刀にとって辛く苦しいことです。なんで主が死ななければならなかったのか。そう思ったとしても無理のないことです。
でも、主の死という悲しい出来事にも、意味がある。決してその死は無駄ではなく、遺された者たちに影響を残している。
そう信じれば、刀剣男士として歴史を守ることに誇りを持てる。

といったことを、このお手紙から私は読み取りました。
ここにきて世界観に触れる内容を手紙で開示してもらえると思っていなかったので、すごく読み応えのあるお手紙で驚きました。

「悲しみも意味があった」

前の主の悲しい歴史に思い悩む刀剣男士たちを救う言葉となって欲しいですね。